Office365 Hybrid ExchangeでのオンプレへMBX移動はご注意

Exchange Onlineとオンプレミス間で実施可能なメールボックスの移動。

最近知ったのですが、OWAやOutlook On the Webでフィルターを表示するとOnlineからオンプレミスにMBXを移行する際にエラーとなる確率が高くなるようです。

【フィルターの表示はご注意】

一度メンションやフラグありなどを表示してしまうとMoveRequest実行時に10%のところでエラーとなるケースが多発します。

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メールボックスの移行はEACを利用しますが、PSのコマンドMoveRequestでも実行可能です。(EACはシェルなので、どちらからうごかしても同じ結果です。)

上記フィルタを利用したことがあるメールボックスに対し、このコマンドを実行するとメールボックス移行が失敗する状況です。

以下、MoveRequestの実行時の流れです。

【メール移行手順と実行状況(MoveRequestコマンドの状況)】

最初の5%はメールレプリケーションサービスが
移行元メールボックス、移行先メールボックスに接続する。
次の5%は階層情報を確認する。(10%)
次の5%で移行先メールボックスにフォルダーを作成完了。(15%)
次の5%(20%)から95%まででデータの移行実施。
ここが完了するとメールデータに異常はなかった状況となります。
95%から先はディレクトリ(AD)の更新。

 

この事象はこの中でも10%~15%の間に起こるため、フィルタを表示することで何らかのMAPIフォルダが作成されるのかと思います。

このエラー発生時はOutlookから消す。などができないため、
移行するためにはEWSでフィルターを消す必要があります。
移行の詳細ログに出てくるOWA15から始まる情報を削除しましょう!

音楽:女子にこそあれ

Office365 Yammer上でコメント編集が可能となるようです。

この1か月でYammerにも改修が加わり、投稿の編集が行えるようになります。

編集はまずはWebから行えるようになるようですが、順次モバイルアプリやAPIにも波及し、最終的には編集履歴を含むデータのエクスポートが行えるようになるとのこと。

今まではコメントのサイズはそれなりに小さいものが主流という考え方から、修正したければ消して投稿しなおせ。という考え方だったのかと思います。

おそらくそこに、昨今のデータ保全の考え方がのっかてきて、入力情報の保全が必要になったのではないでしょうか。
保全するならば見れるように。ということから、履歴表示や編集機能などを付け加えたのではないか。というのは推測です。

私のテナントにはまだ適用されていないようでしたが、いずれにせよ、この機能が加わることで、投稿のメンテナンス性は高まるので、使いやすくなりそうですね!

【現在の投稿画面】

「共有する」のとなりに編集ボタンが追加される模様です。

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音楽:シベリアン・ドール・ハウス

Office365 OneDriveのメニューが変わりました

前に一度今後変わるというアナウンスをお伝えしたOneDrive/SharePointのコピー機能ですがテナントで利用できるようになっていました。

【コピーボタン】

新機能だからか、吹き出しで教えてくれる機能も搭載されています。

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使い方は前回お伝えした時と変らず、選択してからメニューでコピーを選ぶだけ。

サイトの一覧が表示されるので、コピーしたい場所を選択します。

【場所選択画面】

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また、そのほかにアクセス数が多いなど、特徴のあるファイルを検出する機能が追加されています。

【検出機能】

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【検出押下後の画面】

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どういったロジックなのかわかりませんが、Graphと機械学習の組み合わせでヒットが高いものを表示しているなどでしょう。

ちょっと古めのファイルでも、良く開いたことのあるものなどは上位に表示されていました。

ただ、自分は未アクセス(他人が触りまくってたのだと思います。多分。)のファイルも上位にいたので、利用を重ね、洗練させていくような感じなのかと思います。

それにしてもどんどん機能がリリースされていきますね。

ちょっとしたものからイメージが変わるものまで、、、幅広いことは良いのですが、使う側も覚えていかないと他人が享受している生産性の向上を得られていない。という意気込みで頑張っていく必要がありますね!

音楽:Call me Call me

Windows VistaのさようならとCreators Updateのこんにちわ

Windows Vistaのサポート期限がこの2017年4月11日に切れました。
合わせて、Windows 10 Creators Updateが2017年4月11日より一般流通を開始しています。

この、同日に合わせて入れ替えを促すような日程配備はさすがマイクロソフトって感じですよね。
あくまで個人的な感想ですが、この日程は、ビジネス枠と一般的なPCユーザーとを同時に満足させる策なのではないかと思っています。

ひとつは企業ユーザー。通常企業ユーザーはOSに何かを求めたりはせず、セキュリティが担保された中で、決まった自社の業務アプリが動けば満足となるはずです。
そんな中でセキュリティが担保できなくなるVistaは使い続けられませんが、出たてのCreators Updateに手を出すのは、自社アプリの検証を済ませる必要があり、、、、というニーズにAnniversary Updateに移行パスを定めてもらう。という作戦。一度Windows10のWaaSに乗ってもらい、バージョンアップリズムになれてもらうという感じでしょうか。

もひとつは一般PCユーザー。こちらはVista終焉とともにPCの買い替えが期待でき、その際に選んでもらう尺度としてちょうど出た最新のCreators Updateが載っているPCを選択してもらう。という状況が期待できそうです。

こういう商売のうまさ、MSならではって感じがしますよね。

音楽:Ground Zero

Windows10 Insider Program for Businessへの参加

Windows10 Build 16170より登場したInsider Program for Businessですが、
すでに利用できるようになっているようです。
AzureADを登録する形になるのですが、とても簡単なのでぜひ会社ぐるみでじっししてみてください。

まずはInsider Programのホームに行きます。

Home page - Windows Insider Program

Azure ADのアカウントでサインインしておきます。

【Insider Program Top】

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 上部にビジネス向けとあるので押下すると登録を促すページにたどり着きます。

【Insider Program for Businessのページ】

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「今すぐ登録ください」を押下すると登録画面へ。
ここでは規約が記載されているのでちゃんと読みましょう。
重要なのはNDAと業務を行うPCにはいれない。という点でしょうか。

内容について受け入れられるならチェックを入れ送信を押します。

【登録画面】

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 これで利用の準備は完了です。

後はWindows10を登録するだけ。
下の画面に来たら「はじめに」ボタンを押すとInsider Previewの設定画面が現れます。

【登録した後は簡単】

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 後はこの画面でビルドを受け取るようログインした際のIDを用いて設定します。

【ボタン一つで設定画面が起動します】

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もうこれだけでInsider Program for Businessを利用することができます。

ぜひ参加してみてください。

音楽:War Ship

Windows 10 Build 16170リリース

Windows10 Creators Updateが一般公開開始される前ですが、
Insider Previewは次の段階に進んだようです。

秋のUpdateとなるRS3に向け、構築が始まったようです。

基本的に機能は変わりない。ということでリファクタリングが中心ということなのですが、アクションセンターのメニューからノートがいなくなるなど、すでに動きが変わってきているようです。

【Build 15063】

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【Build 16170】

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また、このBuildよりInsider Program for Businessなるものが利用できるようになりました。

今までInsider Programに加入しInsider Previewを行えた対象は一般ユーザーでかつMSAを持っているユーザー限定でした。これを企業に向けて公開するのがこのプログラムとなっています。

Windows Insider Program for Business - Windows Insider Program

具体的には、Insider PreviewをAzure Active Directoryで登録したユーザーが利用できるようになる点が新しいところです。

更に、SystemCenterとの連動で、Preview向けのリングを作ることができる模様。
ビジネス用途でInsider Previewを利用するケースはIT企業や生産性革新を行う部隊など限られた用途になる気がしますが、フィードバックの反映など、一般ユーザーでのやり取りからは異なるアプローチをしてくれるのだと期待したいですね。

【Insider Preview for Business登録画面】

Azure Active Directoryのユーザーで登録が行えるようになります。

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音楽:Transmission

Windows 10 Paint3DのRemix 3Dにはまだアクセスできませんでした。

Creators UpdateでPaint 3Dがリリースすることになるのですが、
そういえばのRemix 3Dは国内からアクセスできるようになったのでしょうか。

結論はアクセスできなかったのですが、いくつか新要素があったので掲示します。

まずオブジェクト 3Dモデルをキャンパスに置く際の画面に、追加のモデルを取得するボタンが増えていました。

これ何かな。とたどってみると、Remix 3Dのリンクとなっていました。

【追加のモデルを取得する】

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ただRemix 3D、日本語のWindows10でアクセスするとペチャっとなったアイスクリームが表示され、アクセスできないんですよね。この状態は依然改善されていませんでした。

【アクセスできないアイスクリーム画像】

くらいですが、右側にうつっています。

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ブラウザでアクセスした際には以下のような画面に誘われます。

ただし、ログイン画面に行くとこの画面も拝めなくなる模様です。

【Remix 3Dにブラウザでアクセスした場合】

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このRemix 3D、いつ頃利用可能になるのでしょうかねぇ。
ビジネス用途だとなかなか活躍の機会はなさそうですが、
子供に見せたところとても興味を持っていたのでPC利用の第一ステップとしてはとても使い勝手が良いのではないかと。

早く利用したいですねー!

音楽:Coma