Windows10 Build 15042での変更箇所(Defender)

前回はWindows10 Insider Previewの変更点として公式に歌われている点を中心につづりましたが、今回はこの辺いつの間にか変わったな、、、という点をいくつか紹介です。

まずはWindows Defender セキュリティセンター。所謂ダッシュボードです。

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ついこの間まで、ボタンはあれど動かない。的な感じだったのですが、すべての機能にページがわりついていました。

【ホーム】

保護状況が一目で見て取れるようになっています。

オールグリーンはやっぱり気持ちがいいですね。

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【ウィルスと脅威の防止】

この画面からウィルススキャンが可能です。

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【デバイスのパフォーマンスと正常性】

Windows Updateやドライバーの状況などをチェックします。
状態レポートなるページなのですが、このページ、各項目が押せそうで押せません。

そのうち機能が充実するのかな?

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ファイアウォールとネットワーク保護】

ネットワークがどのような形で接続されているのか、それらにファイアウォールが設定されているのかがわかります。

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【アプリとブラウザー コントロール

SmartScreenをオンにするためのページです。

一般アプリ、Edge、Windows ストアアプリに対する設定が行えます。

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【ファミリのオプション】

絵が出るようになりました!

MSAと連動してアプリの購入制限やいつオンラインになったかなどを管理します。

OSの機能にみえますが設定はファミリ設定の表示ボタンから。Edgeが起動します。

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そのほか、下のほうにある歯車を押すと設定画面に遷移します。

個々では通知の設定が行えます。

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ウィルスと脅威の防止の設定は先に説明のあったウィルスのページもしくは設定から遷移します。

保護の設定・除外設定などを行うことができます。

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PCに詳しくない人にとって、ファイアウォールやドライバーなどといわれても理解しがたい面があったと思います。

そういった面では、このダッシュボード、セキュリティの敷居をかなり低くしてくれたのではないかと思います。適当に使っていても、緑色になっていればとりあえず安全。という考え方は(正しい通知が行われる前提ではありますが)画期的かと。

パソコンも、パソコンするための道具ではないので、こういった面のデザインが洗練されることで本当にやろうとしていたことに資源を向けることができるようになり、とても健全な方向に向かっていくな。と感じています。

音楽:Milestones

Windows 10 Build 15042リリース

先週更新がなかったWindows10 Insider Previewですが、壁紙からBuild番号が消え、Build 15042がリリースしました。

おそらくこのバージョンがCreators Updateとなり、リリースされるものと考えられます。

【Build番号が消えました】

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Network Store Interface(NSI)の更新に不具合があるようで、32bitのWindows10の場合、関連レジストリを削除しないとアップグレードに失敗するケースがあるようです。

これが発生した場合は、以下3つのコマンド(レジストリ消去2個とネットワークインターフェースからIPV6のローカリティを無効化)を実行する必要があります。

reg delete HKEY_LOCAL_MACHINE\system\setup\upgrade\nsimigrationroot /f
netsh int ipv6 set locality state=disabled
reg delete HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nsi\{eb004a01-9b1a-11d4-9123-0050047759bc}\28 /f

そのほか、EdgeでFlashのページを開こうとすると、ブロックしたメッセージが表示されるようになります。まずは有効化を軸にお勧めしてくるのはいかがかとも思いますが、OK以外を押した場合は即ブロックとなります。

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有効化するには右上のメニューから選択してブロックの解除が必要となります。

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が、AdobeFlashインストールページではFlashおよびこのブロック表示は表示されず、フラッシュゲームのサイトにアクセスしてみたところ、ブロック表示がされていてもゲームが起動しました。(Flashが動かない時にHtml5で動作するなどかもしれませんが、、、)

もうちょっと動きを見ていきたい感じがしました。

ほか、OOBEのCortanaのアニメーションが変更になったり、EdgeのEPUBに関する期の強化があったりしたようです。

前回までに動作がおかしくなっていたアクションセンターのボタン類は触った限り、問題なく動くようになっていました。

また、Bluetoothもコネクションができるようになったので、スマホでロックも試すことができそうです。(まだやれていませんが、、、)

音楽:Equinox

Office365 OneDriveの機能削除

OneDriveは現在SharePointのサイトコレクションの一つとして実装されています。
そのため、設定項目はSharePointと同様に、「サイトの設定」という画面で行うことになります。この画面、いままでは右上の歯車マークからサイトの設定を選択して呼び出していました。

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【サイトの設定(旧OneDrive画面)】

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【サイトの設定(新OneDrive画面)】

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この画面ですが、今後のアップデートで一時的に消えてしまうようです。

サイトの設定のページは以下のアドレスですが、消えてしまうと直接各ページのURLを実行するしかなくなる可能性があります。

https://{テナント}-my.sharepoint.com/personal/{ユーザー名}/_layouts/15/settings.aspx

記憶域メトリックス、言語設定、地域の設定はURLに直接移動するように公式に指定があるようですが、その他のURLはアクセス可能となるのかどうなのかわかりませんでした。

https://{テナント}-my.sharepoint.com/personal/{ユーザー名}/_layouts/15/storman.aspx

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https://{テナント}-my.sharepoint.com/personal/{ユーザー名}/_layouts/15/muisetng.aspx

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https://{テナント}-my.sharepoint.com/personal/{ユーザー名}/_layouts/15/regionalsetng.aspx

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 念のためその他のURLのアクセスURLを掲示しておきます。

【ユーザーと権限】
_layouts/15/people.aspx?MembershipGroupId=0&FilterField1=ContentType&FilterValue1=Person
_layouts/15/user.aspx
List/pendingreq.aspx
_layouts/15/mngsiteadmin.aspx
_layouts/15/appprincipals.aspx?Scope=Web
【Web デザイナー ギャラリー】
_layouts/15/mngfield.aspx
_layouts/15/mngctype.aspx
_catalogs/wp/Forms/AllItems.aspx
_catalogs/lt/Forms/AllItems.aspx
_catalogs/masterpage/Forms/AllItems.aspx
_catalogs/solutions/Forms/AllItems.aspx
_catalogs/design/AllItems.aspx
【サイトの管理】
_layouts/15/regionalsetng.aspx
_layouts/15/muisetng.aspx
_layouts/15/mcontent.aspx
_layouts/15/sitesubs.aspx
_layouts/15/siterss.aspx
_layouts/15/mngsubwebs.aspx
_layouts/15/wrksetng.aspx
_layouts/15/termstoremanager.aspx
【検索】
_layouts/15/manageresultsources.aspx?level=site
_layouts/15/manageresulttypes.aspx?level=site
_layouts/15/listqueryrules.aspx?level=site
_layouts/15/listmanagedproperties.aspx?level=site
_layouts/15/enhancedSearch.aspx?level=site
_layouts/15/srchvis.aspx
_layouts/15/importsearchconfiguration.aspx?level=site
_layouts/15/exportsearchconfiguration.aspx?level=site
【外観】
_layouts/15/prjsetng.aspx
_layouts/15/quiklnch.aspx
_layouts/15/topnav.aspx
_layouts/15/navoptions.aspx
【サイトの操作】
_layouts/15/ManageFeatures.aspx
_layouts/15/reghost.aspx
【サイト コレクションの管理】
_layouts/15/AdminRecycleBin.aspx
_layouts/15/manageresultsources.aspx?level=sitecol
_layouts/15/manageresulttypes.aspx?level=sitecol
_layouts/15/listqueryrules.aspx?level=sitecol
_layouts/15/listmanagedproperties.aspx?level=sitecol
_layouts/15/enhancedSearch.aspx?level=sitecol
_layouts/15/importsearchconfiguration.aspx?level=sitecol
_layouts/15/importsearchconfiguration.aspx?level=sitecol
_layouts/15/ManageFeatures.aspx?Scope=Site
_layouts/15/vsubwebs.aspx
_layouts/15/appprincipals.aspx
_layouts/15/contenttypesyndicationhubs.aspx
_layouts/15/HtmlFieldSecurity.aspx
_layouts/15/SharePointDesignerSettings.aspx
_layouts/15/sitehealthcheck.aspx
_layouts/15/siteupgrade.aspx

 

音楽:YURIKA

Office365 Microsoft Teamsの更新

Microsoft Teamsのアプリも公開に向けて最新版に更新されていました。

私の環境は、1月頃に更新されたバージョン。

バージョン確認を行うと実際のバージョンがわかるのですが、最終更新日というのが最終確認日のようで、確認した当日が表示されていました。更新前バージョンは0.7.00.403になっています。これは設定から情報ボタンを押すと表示されます。

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 アップデートの確認ボタンを押すと、アップデートがあると自動的にダウンロードを開始します。

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更新がされると以下表示になります。

わかりにくいのですが、今すぐ更新が押せるようになっており、押すと再起動されます。

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最近のシステムは保存の概念がないことが多いので、急に再起動が入っても安心です。

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再度情報を見ると、0.7.00.3803に更新されていました。この時の更新日は2/22でした。

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前にも書きましたが更新内容は不明なのですが、通知がいろいろ設定できるようになっていました。昔はオンオフしかなかったはず、、、

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 さらにそうこうしているうちに0.7.00.5203にバージョンアップしてました。どんどん更新されていく感じがリリース直前を思わせますね。

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音楽:23話

Office365 Secure Score、Office 365 Threat IntelligenceとOffice 365 Advanced Data Governance

Office365のセキュア機能に3つの新機能が仲間入りするようです。

 

Office 365 の新機能でセキュリティとコンプライアンスに関するリスクをプロアクティブに管理 – Office Blogs

 

残念ながら私の環境ではまだ利用ができないのですが、以下機能が追加になるようです。

Office365 Secure Score

Office365 Threat Intelligance

Office365 Advanced Data Governance

Secure Scoreは展開中、Threat IntelligenceとAdvanced Data Governanceは3末にプレビュー開始とのこと。

Secure Scoreは日々のセキュリティ状況をスコアにして表示してくれます。また、スコアを高くするために実施すべき項を効果の高い順に表示してくれるという機能付き。

例えば、Admin権限の付いたユーザーが多いとスコアが低下し、管理者を絞ることでスコアが上がるということを明示してくれます。

Threat Intelliganceはテナント外部を含め、どこでどんな攻撃が行われているかを図示してくれる機能です。

これぞクラウドといった感じに自分たちが受けている攻撃以外にも全世界の365利用者がどういったところで、どのような攻撃を受けているか確認ができるようです。

Data Governanceは危険のあるデータなどを機械学習をもちいて抽出、知らせてくれる機能となっているとのこと。

危険なデータは例えば作成されてから日がたっているかなど、ポリシーを作り抽出が行えるようです。

かなり本気を出した感のあるセキュリティ機能群のようですが、個人的にはThreatが気になっています。
自社外でどのような問題が起きているのかを知ることは、先手を打つために必要な行為であるにも関わらず、実態そういった内容を知る機会が限られていたという実情に風穴を開けた感があります。

これは早くプレビューしてみたいですね!

音楽:Hamduche

Office365 SharePoint Online Searchメンテナンス

私の利用しているテナントのみかもしれませんが、Search Serviceのメンテナンスが行われるようです。意外と急なメンテです。

開始: 2017-02-24 06:00 (JST)
終了: 2017-02-26 12:00 (JST)

ファームのINDEXサイズを増やすためのメンテナンスとのこと。

メンテ時間中はSSAが止まるため、検索インデックスが更新されません。

期間が明けた後に表示が更新されるイメージですね。

なんとなくですが、SharePoint Server2016から搭載されている、ハイブリッド検索を加速させるのではないかと考えられますね。

SPS2016のハイブリッド検索は、クロールした情報をO365の領域に追加料金なく展開できる画期的な手法なのです。

GoogleがむかしやってたGSAというGoogleの検索機能を企業向けにアプライアンスとして売り込んでいたものがあるのですが、それをクラウドに移設したような仕組みがハイブリッド検索ですね。

うまく活用すると、少しのライセンス料で社内システム横断検索システムが構築できることになるので、活用してみたい。という要望は多くあったのではないかと想像できます。

逆に先行投資で作っている感じであればこの分野のプレゼンスをマイクロソフトの広報力でアピールしてくるでしょうから、幅が広がりそうでそれはそれで楽しそうですね。

音楽:THE ETERNITY DANCE

UIの一体性

Windows10のInsider PreviewでUWPのスライドでサイズが変わる機能がリリースしています。

実装サンプルとして、Grooveミュージックがわかりやすいです。

大きく表示されたピクチャーが

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表示のスライドによって小さいピクチャに変わり、表示領域を動的に変動させることができます。

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同じようにOffice365でもこういった機能が搭載されており、Yammerのグループ表示では、

大きく表示されたアイコンが

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閲覧領域のスライドによってアイコン部分の表示サイズを動的に変更します。

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何気ない動きなのですが、同じUIを用いることで一体感が現れるのが不思議ですね。

個人的に最近はアプリケーション作成の機会がないため何も言えませんが、こういったまとめ方がユーザービリティを向上させるんだろうなと感じました。

音楽:Fa